リフォーム業界で10年以上働いている現役社員のだいごです。
今回はユニットバスのサイズについて解説していきます。
「ユニットバスのサイズ、一体どれを選べばいいの?」
これは、ユニットバスのリフォームや新設を考える際に、多くの人が抱く疑問でしょう。
ユニットバスのサイズ選びは使い勝手や快適性、さらには日々の生活を左右する重要な要素です。
そのため、適切なサイズを選ぶことはとても重要な決定です。
しかし、一体どのサイズが最適なのかお風呂のリフォームは頻繁に行うものではないですし、なかなか分かりにくいものです。
この記事ではその疑問を解消するため、ユニットバスのサイズの選び方、またそれぞれのサイズがもたらすメリットとデメリット、さらにはリフォームの際の注意点まで、詳しく解説します。
この情報を活用すれば、あなた自身のライフスタイルや家族構成、バスルームの使用頻度など、様々な要素に基づいて最適なユニットバスのサイズを選ぶことができます。
自分だけの理想的なバスルームを作り、毎日のバスタイムをより快適で満足度の高いものにしましょう。
この記事を読むことで得られるユニットバスリフォームのヒント
- ユニットバスのサイズ選びのポイントを理解できる
- それぞれのサイズが持つメリットやデメリットを把握できる
- 適切な業者の選び方やリフォーム工事の期間などの工事に関する情報が得られる
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ユニットバスの基礎知識とは?
ユニットバスの規格サイズの基本
ユニットバスには一般的に規格サイズが存在します。
これは、メーカーが決められた数種類の大きさのバスルームを生産し、それを購入する形態を取るためです。
規格サイズは主に「坪数」や「数字4桁」の表示が使われます。
例えば、「0.75坪」や「1216」のような形で表示されます。
ユニットバスのサイズの測り方と見方
ユニットバスのサイズは「坪数」や「数字4桁」で表示されることが多いです。
「坪数」は日本独自の面積の単位で、一坪は約3.3平米に相当します。
例えば、「0.75坪」のユニットバスは大体2.5平米程度の広さを指します。
「数字4桁」の表示は、浴室の縦と横の大きさをミリメートルで表したものです。
例えば、「1216」は、縦が1200ミリメートル(1.2メートル)、横が1600ミリメートル(1.6メートル)という意味になります。
ユニットバスは規格品。パーツやオプションを選べる
ユニットバスはメーカーが規定したサイズの中から選ぶ規格品です。
しかし、それだけではなく、シャワーの位置や鏡の大きさ、収納スペースの有無など、細かな部分はパーツやオプションを選ぶことで、自分のライフスタイルに合わせてカスタマイズすることが可能です。
これにより、自分だけのオリジナルのユニットバスを作り上げることができます。
ユニットバスの規格サイズとその種類
一戸建て用とマンション用のユニットバスの違い
ユニットバスの規格サイズには大きく分けて、一戸建て用とマンション用の2つがあります。
一戸建て用は土地の広さや建物の造りにより自由なサイズが選べます。
一方、マンション用は、建物の構造や設計により制限があるため、選べるサイズは限定的です。
ユニットバスの規格サイズ表
以下にユニットバスの規格サイズの一部を表形式で示します。
注意すべきはこれらはあくまで一般的な例であり、メーカーや商品によってサイズが異なることがあります。
坪数 | 数字4桁(mm) | 一般的な対応住宅 |
---|---|---|
0.75坪 | 1216 | 小規模なマンション |
0.75 | 1317 | 小規模な一戸建て |
1坪 | 1616 | 中規模な一戸建て・マンション |
1.25坪 | 1620 | 大規模なマンション |
1.5坪 | 1624 | 大規模な一戸建て |
ユニットバスサイズの種類
ユニットバスのサイズは、大きく分けて以下の3種類があります。
- コンパクトタイプ(0.75坪):マンションや一戸建ての中でも、狭いスペースに対応しています。
- スタンダードタイプ(1坪~1.25坪):一般的な一戸建てに多く用いられ、広さと機能性を兼ね備えています。
- ワイドタイプ(1.5坪以上):大規模な一戸建てに対応し、豪華な浴室を作り出すことが可能です。
ユニットバスの選択はライフスタイルや家族構成、住まいの状況などを考慮に入れて行われます。
これらの規格サイズを理解することで、最適なユニットバスを選ぶことが可能になります。
ユニットバスのメリットとデメリット
一戸建て用ユニットバスのメリットとデメリット
一戸建て用ユニットバスのメリットとしては、まず最初に自由なレイアウトが挙げられます。
自宅の空間や好みに合わせて、自由にユニットバスの大きさを選ぶことができます。
また、洗面台や収納などのオプションも多く機能性を追求することが可能です。
一方、デメリットとしては、価格が高くなる傾向にあることが挙げられます。
サイズやオプションが増えれば増えるほど、当然ながらコストも上昇します。
また、大きなユニットバスを設置する場合、床下の補強や排水の工事などが必要になることもあり、工事費用が高くなる可能性もあります。
マンション用ユニットバスのメリットとデメリット
マンション用ユニットバスのメリットは、まずコンパクトながらも必要な機能が備わっていることです。
限られたスペースでも浴室、洗面台、トイレなどを一緒に設置することが可能です。
また、工事期間が短いため、リフォームにかかる生活の不便を最小限に抑えることができます。
デメリットとしては、選べるサイズやレイアウトが限定的であることが挙げられます。
建物の構造や設計に制約され、多くの場合、既存の設備と同じサイズのユニットバスを選ぶ必要があります。
また、ユニットバス自体の寿命が経つと、全体を交換する必要が出てきます。
これにはそれなりのコストがかかることを理解しておく必要があります。
ユニットバスリフォームに関するこちらの記事も参考にしてください。
サイズ別ユニットバスのリフォーム費用事例
ユニットバスのリフォーム費用は、選んだユニットバスのサイズや品質、追加オプションにより大きく変わります。
ここでは、サイズ別のユニットバスのリフォーム費用の具体例をご紹介します。
- 「1216」サイズ(1200mm×1600mm): コンパクトなユニットバスのサイズである1216は、戸建てやマンションの浴室に使用されます。これのリフォーム費用は一般的に80万円〜100万円程度が目安となります。リフォーム費用には撤去費用、新設費用、排水管工事費用などが含まれます。
- 「1616」サイズ(6400mm×1600mm): 一般的な一戸建ての浴室でよく使用されるサイズです。このサイズのユニットバスのリフォーム費用は、約90万円〜110万円程度となります。もちろん、選ぶオプションや仕様により費用は変動します。
- 「1620」サイズ(1600mm×2000mm): このサイズは、大きな一戸建てや高級マンションで使用されることが多いです。1620サイズのユニットバスのリフォーム費用は、約100万円〜130万円程度となります。
これらはあくまで一般的な価格帯であり、選んだ製品のブランドやグレード、追加オプション、工事の難易度などにより、実際のリフォーム費用は変動します。
最終的な費用はリフォーム会社との打ち合わせや見積もりを通じて具体的に知ることが可能です。
また、口コミや評判をチェックすることも大切です。
特に同じサイズのユニットバスを設置した経験者の意見は、リフォームを計画する上で大変参考になります。
ユニットバスのサイズ選び方
リフォームでのユニットバスのサイズ選びは大前提として、壁を壊したり配置を変えない限りはほとんどが既存の浴室のサイズに合わせたものとなります。
しかし、商品の改良により以前よりも小さいスペースに少し大きなサイズを設置出来るようになりました。
例えば1216から1317へのサイズアップが壁を壊さずに可能な場合もあるという感じです。
また、配置の変更や壁を壊すことによりサイズを変更することも可能です。
ユニットバスの広さはどれくらいがおすすめ?
ユニットバスの選び方の第一歩は、広さを決定することです。
それは生活スタイルや家族構成によります。
例えば、小さい子供がいる家庭では子供と一緒に入浴することが多いため、広めのサイズ(例:1418や1620)がおすすめです。
一方、単身者や二人家族の場合は、コンパクトなサイズ(例:1216)でも十分な場合が多いです。
知っておきたい!ユニットバスのサイズ選びのポイント
ユニットバスのサイズを選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いです:
- 家族構成とライフスタイル:前述したように、家族の人数やライフスタイルによって、必要なバスルームの広さは変わります。
- 家の構造と設置スペース:選べるユニットバスのサイズは、設置する場所のスペースや家の構造によります。設置場所の大きさや水回りの配置を確認しましょう。
- 予算:ユニットバスのサイズが大きくなると、当然ながら費用も増えます。予算と必要性を天秤にかけて選ぶことが重要です。
わが家にぴったりのサイズは?選び方のポイント
リフォーム会社との打ち合わせや見積もりを通じて、最終的に自宅に最適なユニットバスのサイズを決定します。
打ち合わせでは家族構成、生活スタイル、設置スペース、予算などを伝えることでプロの意見を聞くことができます。
大規模に壊さなくても浴室側の材木を一部撤去するだけでサイズアップできる、在来浴室のタイルを剥がせばもうワンサイズ上のユニットバスが設置できるなど、プロが見れば判断ができます。
そういったアドバイスにより選択の幅が広がります。
ユニットバスサイズの選び方
ユニットバスのサイズ選びは、上記のポイントを踏まえ、現在の生活環境や将来的なライフスタイルの変化を考慮しながら行うことが重要です。
また、リフォームを行う場合、プロのアドバイスを活用しながら一緒に適切なサイズを選ぶことがおすすめです。
ショールームへ行く時間を取れるのであれば是非、観に行ってサイズを確認してみてください。
ユニットバス選びの注意点やリスク
ユニットバスリフォームの注意点
ユニットバスのリフォームに際しては、以下のポイントに注意することが重要です。
- 施工業者の選択:信頼性と経験豊富な施工業者を選ぶことが重要です。質の良い工事を行い、アフターケアにも対応できる業者を選びましょう。
- 適正な予算設定:安さだけで業者を選んだ結果、施工の質が低下することもあります。安易な低予算設定は避け、適正な価格を把握しておくことが大切です。
- リフォームの期間:リフォームは数日から数週間かかることもあります。生活の計画を立てる際には、リフォームの期間を考慮しましょう。
ユニットバスにできない場合はある?
ユニットバスにできるかは、その設置条件によります。
特に古い建物や一部の木造住宅では耐震性や防水性の問題から、ユニットバスへのリフォームが難しい場合もあります。
その他にも設置スペースが狭すぎる、配管の位置が問題になるなどの理由からユニットバスが設置できない場合があります。
そのため、リフォームを計画する際には事前に専門家の意見を聞くことが重要です。
信頼できる施工業者の選び方とおすすめのリフォーム会社紹介サイト
リフォームの成功は施工業者選びから始まります。
実績や評判、対応の丁寧さ、見積もりの詳細、適切な資格の保有、アフターサービスの内容などを確認しながら、信頼できる施工業者を選ぶことが大切です。
施工業者選びのポイント
適切な施工業者を選ぶためには、その業者の実績や評判を調査し過去のお客様が満足しているかを見ることが重要です。
また、施工業者が丁寧に説明を行い、理解しやすい説明を提供できるかどうかも見極めるべきです。
見積もりのチェック方法
見積もりを取る際には施工費用、部材費用、廃材処理費など全てのコストが含まれているかをチェックすることが必要です。
ユニットバスだけではなく洗面室の内装や浴室ドア枠の設置や壁の補修が必要な場合がほとんなので、それらの費用も入っているかを確認しましょう。
分からない項目があれば質問し、理解しておくことも大切です。
施工業者の資格を確認しよう
施工業者が持っている資格も重要なポイントです。
例えば、建築業許可や給排水設備工事業の許可などリフォーム工事に必要な資格を有しているか確認しましょう。
アフターサービスの確認は必須
リフォーム後のトラブル対応や定期的なメンテナンスが提供されているかどうかも確認してください。
水廻りの工事なので水漏れの保証やユニットバスのメーカー保証も確認をしましょう。
これにより、リフォーム後も安心して生活することができます。
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リフォーム業者選びでお悩みの方はこちらの記事も参考にしてください。
ユニットバスリフォームの手順と期間
ユニットバスリフォームの手順
ユニットバスのリフォームは、大まかに以下のステップで行われます。
- 現地調査:施工業者がリフォームを行う場所を確認し、測定や設置条件の確認を行います。また、ここでリフォーム内容や予算、期間などを具体的に打ち合わせます。
- 設計・見積もり:打ち合わせを基に、施工業者が設計図や見積もりを作成します。細部まで確認し、修正が必要な点があれば指摘します。
- 契約:設計図と見積もりが確定したら、正式な契約を結びます。
- 工事:契約が終わったら工事が始まります。まず、既存のバスルームを撤去し、その後新しいユニットバスを設置します。
- 完成・引き渡し:工事が完了したら、施工業者と一緒に最終チェックを行い、問題がなければ引き渡しとなります。
ユニットバスリフォーム工事の期間
一般的にユニットバスのリフォーム工事は、既存のバスルームの撤去から新しいユニットバスの設置まで、3日間から1週間ほどかかると考えられます。
ただし、工事期間はリフォームの内容や施工業者のスケジュール、天候でも変わることもありますので、具体的な日程は施工業者との打ち合わせで確認しましょう。
まとめ:ユニットバスのサイズ選びは慎重に!
ユニットバスの選び方について詳しく説明してきましたが、その中でも特に重要なのが「サイズ選び」です。
適切なサイズを選ぶことで、使いやすさや快適さを大きく左右することができます。
そこで、ここではユニットバスのサイズ選びについてのポイントをまとめてみましょう。
- 利用者の生活スタイルを考慮する: ユニットバスのサイズ選びでは、使用する人数や頻度、また生活リズム等、利用者のライフスタイルを最初に考えることが重要です。これによって求める機能やサイズ感が変わるため、詳細な生活状況をリフォーム業者に伝えることが重要です。
- 住宅の構造や設置スペースを把握する: ユニットバスは一体型のため、設置場所の広さや形状に合わせたサイズを選ぶ必要があります。また、床下の状態や配管の位置など、建物の構造によっては設置できない場合もあるため、早めに業者と相談しましょう。
- 必要な機能とデザインを比較検討する: サイズだけでなく、機能やデザインも重要な選択肢です。予算内で、使用頻度の高い機能を優先し、また長く使うことを考えると、気に入ったデザインのものを選ぶことがおすすめです。
これらを念頭に置き、ユニットバス選びを進めることで、快適なバスルームライフを手に入れることができます。
リフォームは一生に一度か二度あるかないかの大きな買い物です。
そのため、じっくりと時間をかけてよく考えた上で選びましょう。
よくある質問
Q1: ユニットバスのサイズは変更できる?
A1: ユニットバスのサイズを変更することは可能です。ただし、その際にはいくつかのポイントを考慮する必要があります。
まず、ユニットバスはあらかじめ一体化された製品なので、個別のパーツを調整することはできません。サイズ変更を行う場合は、製品自体を新しいものに交換することになります。そのため、サイズを変えるということは、基本的に全面的なリフォームを意味します。
また、新しいユニットバスを設置するためには、そのサイズが既存の浴室スペースに適合する必要があります。設置スペースが新しいユニットバスのサイズに合わない場合、スペースの拡大や縮小を行う建築工事が必要になる可能性があります。
さらに、既存の配管位置も考慮する必要があります。新しいユニットバスの排水口位置が既存の排水口と一致しない場合、配管工事を追加で行う必要があります。
以上のような理由から、ユニットバスのサイズ変更は可能ではありますが、工事の複雑さやコストが増える可能性があることを理解しておくことが重要です。そのため、ユニットバスのサイズ変更を考えている場合は、事前に専門家としっかりと相談し、リフォームの全体像を把握してから進めることをおすすめします。
Q2: ユニットバスのサイズ選びで重要なポイントは何ですか?
A2: ユニットバスのサイズ選びで重要なポイントは、以下の3つです。
1つ目は、既存の浴室スペースに新しいユニットバスが適合するかどうか。
2つ目は、使用する人の数やライフスタイルに合わせたサイズが選べるかどうか。
3つ目は、配管の位置が新しいユニットバスと合うかどうか。
これらのポイントを考慮しながら、最適なサイズを選ぶことが大切です。
Q3: ユニットバスのサイズが大きいほど、リフォーム費用は高くなるのでしょうか?
A3: ユニットバス自体の価格は、サイズが大きいほど高価になる傾向があります。
また、大きなサイズのユニットバスを設置する場合は既存の浴室スペースを広げる工事や配管工事が必要になる場合があり、これらの工事費も追加で必要となります。
しかし、それらの費用は全体のリフォーム費用の一部であり、品質、機能、デザインなどによっても費用は大きく変動します。
したがって、サイズだけでなく,これらの要素も考慮に入れてリフォーム費用を見積もることが重要です。
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