リフォーム業界で10年以上働いている現役社員のだいごです。
今回は壁を壊して部屋をつなげるリフォームについて解説していきます。
リフォームはあなたの生活をより良くするための大きな一歩です。
そして、その中でも「壁を壊して部屋をつなげる」リフォームは、あなたの生活スタイルや部屋の使い方を大きく変えることができます。
ですが、リフォーム経験の無い方が挑戦すると何をしたら良いのわからないと思います。
そこで、この記事では壁を壊して部屋をつなげるリフォームのポイントを詳しく解説します。
リフォームの具体的な例としてキッチンとリビングをつなげるケースや和室とリビングをつなげるケースを紹介します。
どの壁を壊せば良いのか、どういった費用がかかるのか、どれくらいの期間で工事が完了するのか、さらにはデメリットや注意点も紹介します。
また、リフォーム費用を抑える方法や最適なリフォーム業者の選び方についても詳しく解説します。
この記事があなたのリフォームについての悩みを解決し、リフォーム成功のための一助になれば幸いです。
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壁を壊して部屋をつなげるリフォームとは?
近年のリフォームトレンドの一つとして、部屋と部屋をつなげる「壁を壊す」リフォームがあります。
このスタイルは開放的な空間を作り出し、家族のコミュニケーションを促すとともに、生活スタイルに合わせて自由にレイアウトを変えることができます。
また、部屋全体の明るさを改善するというメリットもあります。
今回はその方法と特徴について、いくつかの具体的な例を通じて解説します。
キッチンとリビングをつなげる
キッチンとリビングをつなげるリフォームは、「オープンキッチン」や「対面キッチン」とも呼ばれます。
これはキッチンで料理をしながらでも家族とコミュニケーションを取ることができる空間をつくり出すためのものです。
具体的にはキッチンとリビングの間の壁を壊すことで、一つの大きな空間を作ります。
ただし、このリフォームをする際は配管やガスの位置に注意が必要です。
和室とリビングをつなげる
次に和室とリビングをつなげるリフォームについて考えてみましょう。
これは和室の畳の部分をフローリングに変え、和室とリビングを一つの大きな空間にする方法です。
畳の和室は日本特有の空間ですが生活スタイルが変わり、畳の部屋を有効活用できないと感じる方も多いかもしれません。
そんなときには、リビングと一続きにすることでより広々としたリビング空間を楽しむことができます。
ウォークインクローゼットと寝室をつなげる
ウォークインクローゼットと寝室をつなげるリフォームは、特に女性やファッション好きな方に人気です。
ウォークインクローゼットとは、部屋の一部を衣服や小物を収納するためのスペースとするものです。
これを寝室に直結させることで自分だけの特別な空間を作ることができます。
ただし、収納スペースを広く取ると寝室のスペースが狭くなるため、バランスを考えてリフォームすることが大切です。
子ども部屋と他の洋室をつなげる
子ども部屋と他の洋室をつなげるリフォームは、子どもが成長して部屋が手狭になったときに有効です。
壁を撤去して一つの大きな部屋にすることで、子どもが自由に遊んだり、学習したりする空間を提供することができます。
また、このようなリフォームは家族全員が集まる共有スペースを設けるのにも役立ちます。
以上のように壁を壊して部屋をつなげるリフォームは、部屋の使い方や生活スタイルによって様々な形に変えることができます。
ただし、壁を壊すという大規模なリフォームは専門的な知識と技術を要するため、リフォーム業者としっかりと相談し、計画を立てることが大切です。
壁の撤去可能性:つなげられる部屋とつなげられない部屋
部屋をつなげるリフォームの際にはどの壁を壊すことができるのか、どの壁は壊してはいけないのかを知ることが重要です。
全ての壁が撤去可能なわけではなく、家の構造を支える役割を持つ壁は撤去できません。
このセクションでは壁の種類と撤去の可否について、そして撤去できるかどうかを見分けるポイントについて解説します。
壊してもよい壁
壁には大きく分けて2つのタイプがあります。
一つは「軽量鉄骨(軽鉄)」や「木造」の建物に多い「間仕切り壁」です。
これらは主に部屋と部屋の間を仕切る役割を持ち、家の構造を支えるものではないので一般的に撤去が可能です。
壊してはいけない壁
一方、もう一つの壁のタイプは「耐力壁」と呼ばれます。
これは建物の構造を支える役割を持つため、この壁を壊してしまうと家が倒れる危険性があります。
具体的には外壁や中央部にある壁、または地震の揺れを受け止める役割を持つ壁などがこれに該当します。
これらの壁は撤去することができません。
撤去できるか見分けるポイント
では、どの壁が間仕切り壁で、どの壁が耐力壁なのかを見分けるにはどうすればいいのでしょうか。
建築設計図が手元にあれば最も確実ですが、無い場合でもいくつかのポイントを押さえることで判断することが可能です。
- 壁の厚さ:耐力壁は間仕切り壁よりも厚いことが多いです。
- 配置の位置:中央部や外周部にある壁は耐力壁である可能性が高いです。
- 窓やドアの位置:窓やドアがある壁は間仕切り壁である可能性が高いです。
ただし、これらはあくまで一般的な傾向であり、必ずしも全ての場合に当てはまるわけではありません。
最終的な判断はリフォーム業者や専門家に依頼することをおすすめします。
以上が壁の撤去可能性についての解説です。
部屋をつなげるリフォームを考える際は壁の種類とその機能を理解し、安全に計画を進めてください。
壁を壊して部屋をつなげるリフォームの費用相場と種類
部屋をつなげるリフォームを計画する上で重要な要素の一つが、その費用です。
費用はリフォームの種類や範囲、選択する材料などによって大きく変動します。
ここでは、一般的な費用相場と具体的な施工事例とその費用について解説します。
一般的な費用相場
部屋をつなげるリフォームの費用相場は撤去する壁の大きさや素材、新たに設置するもの(ドアや窓など)、さらには作業内容の複雑さなどによりますが、一般的には10万円~となります。
- 壁の撤去と処分:これには壁材の種類と量によって費用が変わりますが、大まかには5万円~10万円程度と考えてください。
- 新たな建具の設置:ドアや窓を新しく設置する場合、その種類と大きさによりますが、8万円~20万円程度が相場です。
- 仕上げ:壁の仕上げにも費用がかかります。多くの場合は壁紙の補修を行います。部分的に張り替える様でしたら3万円~5万円程で可能でしょう。
これらは一般的な価格であり、具体的な費用は施工業者に見積もりを取ることで詳しく知ることができます。
リフォームで壁を撤去する際の工事期間
リフォーム工事を進める上で、費用だけでなく工事期間も重要な要素です。
リフォームは日常生活に一定の影響を与えるため、事前に工事期間を把握し生活のスケジュール調整や一時的な住まいの準備を考えることが必要です。
リフォームで壁を撤去する場合の工事期間は、以下の要素によって大きく左右されます。
- 壁の大きさと種類:壁の大きさや素材、撤去する壁の数によって、工事期間は変動します。大きな壁や数多くの壁を撤去する場合、工事期間はそれだけ長くなる傾向があります。壁を一か所撤去するのに半日も見ておけば大体の壁は撤去できます。
- 新たに設置するもの:壁を撤去した後に新たにドアや窓を設置する場合、その取り付け作業にも時間が必要です。3枚や4枚の引き戸にすることも多くありますが設置だけなら1日あれば充分可能です。
- 施工業者のスケジュール:施工業者の作業スケジュールや人員配置によっても工事期間は変わります。壁を撤去したりドアを設置するのは大工が行うことが多く、その後の仕上げで壁紙の補修を行うのは内装業者なので異なる業者のスケジュールにより、工事開始から完了までの日数は変わります。
一般的に壁の撤去と新たな設備の設置、そして仕上げには2日から数週間を要します。
特に大掛かりなリフォームや、構造上重要な壁を撤去する場合には、専門家の検討と設計に時間がかかることもあります。
具体的な工事期間は施工業者に見積もりを依頼する際に、詳しく相談してみてください。
そして、リフォーム工事期間中の生活スケジュールを計画し、必要に応じて一時的な住まいを考えるなど、事前に準備をしておきましょう。
壁を撤去するリフォームは住空間を自由に変える大きなチャンスです。
工事期間を理解し、安心してリフォーム工事を進めていきましょう。
部屋をつなげるリフォームのデメリットと注意点
部屋をつなげるリフォームは広々とした開放的な空間を実現できる一方で、いくつかのデメリットや注意点が存在します。
リフォームを検討する際は、以下の点を考慮に入れて計画を進めてください。
生活導線
部屋をつなげることで生活の導線が変わります。
例えばキッチンとリビングを一体化すると、料理しながら家族と会話することが容易になりますが、一方で料理のにおいや音がリビング全体に広がりやすくなることも。
また、プライバシーの確保が難しくなることもあります。
工期
壁を壊すリフォームは、単純に壁紙を貼り替える等のリフォームと比べて工期が長くなる可能性があります。
工事中の生活環境や一時的な避難場所の準備等、工期による生活への影響を事前に考慮することが大切です。
壁を壊すだけの工事であれば日数も掛かりませんが、この機に内装や他の箇所のリフォームを行う場合は寝る場所や食事場所の確保ができるように施工業者と事前に話し合いましょう。
管理規約
マンション等の共同住宅でリフォームを行う場合は、管理規約を確認する必要があります。
躯体という構造に関わる箇所は共用部として扱われ、撤去や改造が制限されていることもあります。
というよりも躯体を解体は構造上もできませんし、労働力から見ても不可能と思いましょう。
部屋の使い勝手が変わる
部屋をつなげると、その部屋の使い勝手が大きく変わります。
例えば子ども部屋と他の洋室をつなげると、プライバシーが減る反面、遊びや学習のスペースが広がるといったメリットがあります。
部屋をつなげるリフォームは住空間を劇的に変えることができますが、同時に生活に大きな影響を及ぼします。
リフォームを検討する際はこれらのデメリットや注意点をしっかりと理解した上で、自身のライフスタイルに合ったプランを考えてみてください。
リフォーム費用を抑える方法
リフォームは大きな費用がかかる場合が多いですが、その費用を抑えるための方法も存在します。
以下に、費用を節約するためのいくつかのアプローチをご紹介します。
配管工事や電気工事を避ける
配管や電気工事はリフォームの費用を大きく上げる要因の一つです。
特に壁を撤去する際には配管や電気の移設が必要になる場合が多く、これらの作業は高額になることが多いです。
可能な限り、これらの工事を必要としない設計を選ぶことで費用を抑えることができます。
補助金を利用する
自治体や国から出ているリフォームに対する補助金を利用することも一つの方法です。
詳細は各自治体のホームページ等で確認できます。
複数の業者に見積もりを依頼する
複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することも大切です。
それぞれの業者は自社の強みを生かした提案を行うため、同じリフォームでも費用は大きく異なることがあります。
より良い条件でリフォームを行うためには、時間をかけて慎重に業者を選ぶことが重要です。
リフォーム費用を抑えるためのこれらの方法を活用することでリフォームをより手軽に、かつ効果的に行うことが可能になります。
最適なプランを見つけて、快適な住空間を手に入れましょう。
最適なリフォーム業者の選び方
リフォームは自宅を更に快適に、または機能的にするための大切な工程です。
そのため、最適な業者を選ぶことは非常に重要です。
ここでは、あなたが最適なリフォーム業者を見つけるためのポイントをお伝えします。
あなたの趣向次第で選ぶべき業者は変わる!
リフォーム業者を選ぶ際の最大の基準は、あなた自身の趣向と要望です。
まず部屋をつなげる工事のメインとなる職人さんは大工なので大工工事、木工事を得意としている業者を選びましょう。
その中であなたが和室とリビングをつなげるリフォームを考えているなら、和室の伝統的な構造に詳しい業者を選ぶと良いでしょう。
一方で最先端のデザインに興味があるなら、最新のトレンドを取り入れることができる業者を選びます。
業者はそれぞれ得意な分野がありますので、あなたの希望に最も近い業者を選ぶことが大切です。
紹介サイトを活用して、あなたの希望に合った業者を見つけよう!
インターネット上には多くのリフォーム業者紹介サイトがあります。
これらのサイトを活用することで、自分の希望に合った業者を見つけることができます。
また、これらのサイトではユーザーのレビューや評価も閲覧することができるため、実際の施工例や過去の顧客の声を確認することができます。
リフォームは一生に一度か二度の大きな投資です。
だからこそ、慎重に業者を選び、最善の選択をすることが重要です。
あなたの要望をしっかりと伝え、理想の空間を作り上げてください。
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リフォーム業者選びでお悩みの方はこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
この記事では「壁を壊して部屋をつなげる」リフォームについて解説しました。
各部屋のつなげ方、壁の撤去可能性、費用相場、工事期間、注意点、費用を抑える方法、そして最適なリフォーム業者の選び方までリフォームに関する要点を押さえています。
まず、どの部屋をつなげるかによって、リフォームのスタイルや費用が変わることを理解することが大切です。
また、壁を撤去する際には、負荷壁か非負荷壁かを正確に判断する必要があります。
費用については一般的な相場と具体的な施工事例を通じて理解を深めてください。
リフォームは一見高額な投資に思えるかもしれませんが、配管工事や電気工事を避けたり、補助金を利用したりすることで、コストを抑えることが可能です。
その一方で部屋をつなげるリフォームには、生活導線や工期、管理規約、部屋の使い勝手が変わるといったデメリットと注意点も存在します。
しっかりとこれらを考慮して自分の生活スタイルに合った最適なリフォームプランを立てましょう。
最後に成功するリフォームには適切な業者の選び方も欠かせません。
あなたのニーズに合った業者を見つけ、スムーズなリフォームを実現させましょう。
「壁を壊して部屋をつなげる」リフォームは、思い描いた理想の空間を作り出すための大きな一歩です。
この記事があなたのリフォームを成功へと導く参考になれば幸いです。
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