フローリングの上にクッションフロアを貼る前に考えるべきデメリットとは?

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内装リフォーム

リフォーム業界で10年以上働いているだいごです。

今回はクッションフロアの上張りについて解説していきます。

あなたは今、フローリングの上にクッションフロアを貼ることを考えているかもしれません。

その利点は明らかです。

水に強く、既存のフローリングのダメージを隠すことができ、そして何よりも費用対効果が高い。

しかし、すべての選択肢にはデメリットが伴います。

フローリングが腐っていた場合、それを見つけることは難しくなります。

また、一度クッションフロアを貼ってしまうと元に戻すことはできず、気に入らなければフローリングごと張り替えが必要となる可能性もあります。

この記事ではフローリングの上にクッションフロアを貼るメリットとデメリットを包み隠さず詳しく解説します。

また、適切な施工業者の選択方法や工事費用の目安についてもご案内します。

リフォームを検討している方、どのフローリングを選ぶべきか迷っている方、そして正しい選択をするための情報を探している方にとって、この記事が一助となることを祈ります。

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クッションフロアとは何か?

クッションフロアとは、その名の通りクッション性に優れた床材のことを指します。

PVC(ポリ塩化ビニル)やウレタン等を主成分とし、表面には耐摩耗層や模様が印刷された層などが施されています。

その上にさらに透明な保護層を重ねることで、耐久性を確保しつつ、様々なデザインや色彩を楽しむことが可能となります。

クッションフロアは比較的取り扱いが容易で、DIYでの施工も可能です。

しかし、大切なポイントはフローリングの上に直接貼ることが可能とはいえ下地処理が必要なケースが存在するということです。

また、その柔らかさと防音性能は小さな子どもがいる家庭や集合住宅に住んでいる人にとって大きなメリットとなります。

それぞれのクッションフロアには特性があり、自分のライフスタイルや家の状況に合わせて選ぶことが重要です。

フローリングの上にクッションフロアを貼る場合、以下に続くメリット・デメリットを理解し、適切な選択をするための知識を身につけましょう。

フローリングの上にクッションフロアを貼るメリット

クッションフロアをフローリングの上に貼ることを検討する際には、そのメリットを理解することが大切です。

クッションフロアには以下のような利点があります。

  • 水に強い:クッションフロアの耐水性能クッションフロアの最大のメリットの一つは、その優れた耐水性能です。キッチンや洗面所などの水回りに使うには最適で、水をこぼしてもすぐに拭き取ることができます。これは、フローリングの場合、水分が侵入すると変色や膨張、さらには腐敗の原因となることを考えると、大きなアドバンテージと言えるでしょう。
  • フローリングのダメージを隠す:フローリングが傷ついたり色あせてしまった場合でも、クッションフロアを貼ることで見た目を新品同様にすることができます。既存のフローリングを一新することなく、部屋の印象を変えることができます。
  • 経済的な解決策:クッションフロアとフローリングの工事費比較:フローリングの上にクッションフロアを貼ることは、フローリングを全面張替えるよりも大幅に費用を抑えることが可能です。工事にかかる時間も短縮でき、住まいのリフォームをスピーディーかつ経済的に行うことができます。また、クッションフロア自体の価格もフローリング材に比べて一般的に安価であるため、初期費用も抑えられます。

しかし、一方でクッションフロアにもデメリットが存在します。次のセクションでは、そのデメリットを詳しく説明します。

フローリングの上にクッションフロアを貼るデメリット

クッションフロアには数多くのメリットがありますが、それだけでは全体像は見えてきません。適切な選択をするためには、デメリットも理解しておく必要があります。

  • フローリングの腐敗問題:見えないリスク:フローリングの上にクッションフロアを貼る最大のデメリットは、フローリングの下で何が起こっているかを目で確認することが難しくなることです。特にフローリングがすでに水損や虫食いで腐敗している場合、その状況が悪化する可能性があります。クッションフロアをはがしてフローリングの状態を確認することはもちろんできません。
  • 元に戻せない:クッションフロアの取り扱い注意点:クッションフロアは元のフローリングに張り付けるため、一度貼った後で元に戻すことは容易ではありません。また、クッションフロアを剥がす際にはフローリングに傷をつける可能性もあるため、取り扱いには注意が必要です。
  • フローリングの全面張替え:クッションフロアが気に入らない場合の対応策:クッションフロアはデザインや質感が豊富で選択肢が多い一方で、貼った後に気に入らなかった場合、全面的に張り替えるしかありません。

これらのデメリットを理解し、フローリングの上にクッションフロアを貼る際の注意点を把握しておくことは、長期的な満足度を保つために重要です。

施工業者の選択方法

クッションフロアをフローリングの上に貼る際、DIYで行うことも可能ですが、特に大規模なプロジェクトや専門的な知識を必要とする場合には、プロの施工業者に依頼することをお勧めします。

以下に、適切な施工業者を選ぶためのポイントを説明します。

信頼と経験:施工業者の評判や経験を確認しましょう。評判が良く、経験豊富な業者は仕事の品質が高い傾向にあります。口コミやレビュー、推薦などをチェックすることで、業者の信頼性を判断することができます。

価格と透明性:施工費用はもちろん重要な要素ですが、それだけで業者を選ぶべきではありません。見積もりが明確で、追加費用が発生しないようにする透明性も重要です。明確な見積もりを提供し、料金体系を説明してくれる業者を選びましょう。

保証:業者が提供する保証も重要な要素です。施工後に問題が発生した場合、保証があれば修理や交換のコストを抑えることができます。また、保証を提供する業者は自身の施工品質に自信を持っている証でもあります。

以上のポイントを考慮し、自分のニーズに最も適した施工業者を選びましょう。


リフォーム業者選びでお悩みの方はこちらの記事も参考にしてください。

工事費用の目安

クッションフロアの工事費用は、選択する材料、施工の規模、そして選択する施工業者によって大きく変動します。

しかし、以下に一般的な工事費用の目安を示します。

クッションフロアの材料費:クッションフロアの価格は、デザインや品質、材料によって異なりますが、大体1㎡あたり2500円から4500円程度となります。部屋の広さによりますが、一般的なリビングルームの床を覆うためには、5万円から8万円程度の材料費が必要となることを覚えておきましょう。

施工費施工費は施工業者によって変わりますが、材料費と同等かそれ以上の費用がかかることが一般的です。専門的な技術を必要とする難易度の高い施工や、短期間での施工を希望する場合は、それに伴う追加費用が発生する可能性もあります。狭い空間だけ(トイレ等)の施工を行う場合は㎡計算ではなく1式計算になり、大体2万円から3万円ほどは掛かります。

その他の費用:一部の施工では、クッションフロアを貼る前にフローリングの修復やパテ処理などの下地処理が必要な場合があります。これらの作業は追加費用となるため、事前に確認しておくことが重要です。

上記の費用を考慮し、予算を立てる際には十分な余裕を持って計画することをお勧めします。

また、複数の施工業者から見積もりを取ることで、最もコストパフォーマンスの高い業者を選ぶことが可能になります。

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フローリングとクッションフロア、どちらを選ぶべきか?

フローリングとクッションフロア、どちらが自宅に最適な選択なのかは、あなたのニーズ、予算、好みによるところが大きいです。以下に、それぞれの選択肢についての詳細を説明します。

フローリングの選択

フローリングは、自然な見た目と高級感、耐久性を持っています。

また、適切にメンテナンスされたフローリングは長持ちします。

しかし、水濡れに弱いという特性があります。

また、フローリングの取り扱いやメンテナンスには一定の知識と手間が必要です。

さらに、フローリングの張替えは費用がかかります。

クッションフロアの選択

クッションフロアは耐水性があり、手入れが簡単であり、費用も抑えられるというメリットがあります。

また、デザインのバリエーションが豊富であるため、部屋の雰囲気を簡単に変えることができます。

しかし、フローリングに比べて寿命は短く、品質によっては劣化が早い場合もあります。

さらに、下にあるフローリングの状態を視覚的に確認することが難しいため、フローリングの腐敗問題など見えないリスクも存在します。

正直に言うと、水廻り以外で使用するとフローリングよりも安っぽい仕上がりになってしまいます。

その点を気にするのであれば水廻り以外での使用はおすすめはできません。

それぞれの特性を理解した上で自分のライフスタイル、予算、好みに最も合う選択をすることが大切です。

例えば、リビングのフローリングが古くなってしまったが、予算が限られている場合、クッションフロアが良い選択肢となるでしょう。

一方、高級感と長期的な耐久性を重視するなら、フローリングの新規施工や張替えが適しているかもしれません。

最適な選択をするためには、様々な要素をバランス良く考慮することが重要です。

まとめ

フローリングの上にクッションフロアを貼ることは、多くのメリットを提供しますが、一方で慎重に考慮すべき点もあります。

以下に、この選択をする際の主なポイントをまとめてみましょう。

メリットの理解:クッションフロアは水に強く、破損したフローリングを隠すのに有効であり、さらにコスト効率も良いという利点があります。

デメリットの考慮:一方で、フローリングが腐敗している可能性があり、見えないリスクを孕んでいる場合もあります。また、クッションフロアは元に戻すことができないため、後から気に入らなければフローリングごと張替えになる可能性があります。

適切な施工業者の選択:施工業者の信頼性、価格透明性、そして保証の有無などを考慮し、適切な業者を選びましょう。

工事費用の計画:クッションフロアの材料費、施工費、その他の費用などを十分に計算に入れ、予算を適切に計画することが重要です。

最適な選択:フローリングとクッションフロア、どちらを選ぶべきかは、ライフスタイル、予算、好みなど、個々のニーズに大きく依存します。

フローリングの上にクッションフロアを貼ることは一つの優れた選択肢となり得ますが、自身の状況とニーズに最も適した選択をするためには、様々な観点から考慮することが重要です。

以上のポイントを心に留め、賢明な決定を下してください。

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